呟き 奥の細道

 これは新暦に直すと、令和五年(2023年)の旧暦の日付がちょうど元禄二年(1689年)の日付とほぼ一致するということから、旧暦三月二十七日の芭蕉の奥の細道の旅立ちから、大垣を出て伊勢へ向かう旧暦九月六日まで、旧ツイッター上(途中からツイッターはXに名を変えた)で呟いたものを、多少手直ししたもので、芭蕉が今旅をしているという臨場感をリアルタイムで再現しようとしたものだった。

 

 正確には、旅立ちの日は令和五年も元禄二年も新暦五月十六日で一致していたが、元禄二年の三月は二十九日で終わりなのに対し、令和五年は三月が三十日まであったため、その後は最後まで一日ずれることになった。